【『LIFE LINE - 体感型防災アトラクション®・ライフライン -』が開催されました!】
緊急警報発令!?
9月17日(月・祝)に、ここギャラクシティで足立区初開催となる大型イベントが開催されました。
その名も 『LIFE LINE - 体感型防災アトラクション®・ライフライン -』。
事前に申し込みを受け付けていましたが、午前と午後開催される2回とも定員の70名(計140名)があっという間に埋まってしまった人気ぶりに、皆さんの日頃からの防災への意識の高さを感じました。
大地震、津波、噴火、大雨などの大規模な自然災害が近年日本列島で多発しています。それがもし自分の身に起こったら・・・。どうやって自分や大切な家族、友達、周りの人を守れるか?どうすれば想定外の事態の中生き延びれるか?
災害時に必要な行動をアトラクションを通して身につけることを目的とし、今回のイベントが開催されました。
「LIFE LINE」の会場は西新井文化ホール。参加者はまるで映画のワンシーンに入り込んでしまったような感覚を体験します。臨場感たっぷりの効果音が心拍数を上げます。大きなスクリーンに映し出されるカウントダウンの数字!限りある時間設定が一刻も早い対応を要求してきます。
そんな中、災害現場から脱出するために説かなくてはならないミッションを親子、兄弟、夫婦、友達同士などで協力し合って解決していきます。自分ひとりでは助からないような困難な状況でも、力を合わせれば乗り越えられるんだ!ということを、講師の方は「共助(きょうじょ)」という言葉を使って教えてくださいました。自身を守る「自助(じじょ)」、公的な援助「公助(こうじょ)」も災害時のキーワード。周囲がパニック状態の中、冷静にこの3つの「助」をいかに念頭において行動するかがとても大切になってきます。
講師はFLAP ZERO(フラップゼロ)の方々です。勇ましいオレンジと黒のユニフォームを着て参加者を終始リードしてくださりました。緊急事態発生という想定のもと、慌ててしまう方のフォローをしたり(大人でも本気で慌ててしまう位の演出でした)、緊迫した雰囲気の中思わず泣き出してしまうお子さまに優しい言葉をかけてくれたりと大活躍!
無事脱出できた皆さんのほっとした表情を目にした時は、私も心から嬉しくなりました。ご家族などで参加された方は、家族の中での自分の役割も改めて確認できたのではないでしょうか。
普段は喧嘩ばかりしているお兄ちゃんやお姉ちゃんがたくましく格好良く見えたお母さん・お父さんもいたのでは。
皆さんの真剣な表情で参加されていたのがとても印象的でした。
アトラクション終了後に振り返りも行われました。体験してみてどうでしたか?との問いかけに「ミッションの謎解きが難しかった」「怖いけど楽しかった」との声がたくさんあがりました。また、アンケートでは「防災対策を改めてしようと思いました。」「緊張しながら家族で意見を出し合い命を守ろうとするシミュレーションはとてもいい経験になりました。」などといった感想を多くいただき、災害への備えの喚起に今回のイベントはとても良いきっかけになったようです。
また、講師の方が特に強調されていたのが、災害時に必要なものや役立つものなどを予め準備しておくことと、災害時に身近にあるものを工夫して役立てることの2点でした。何が必要なのか、どのくらい必要なのかは各ご家庭によって違います。是非、日頃から家族で話し合って、いざというときに何もない!何もしてなかった!と後悔しないようにしたいものです。
一番の願いは、このような訓練の本番が来ないということにつきますが・・・。