【特別編】第2回 ギャラクシティ音楽コンクール 入賞者披露演奏会・受賞セレモニー開催!②
ギャラクシティ音楽コンクールとは
足立区内外問わず、小学生~社会人の参加者がピアノの腕前を競い、
見事入賞を果たしたピアニストたちは、プロの演奏家で結成された
小編成オーケストラ「音の泉管弦楽団」と共演できるという夢のある企画です!
そして今回は特別に12/1(日)に行われた入賞者披露演奏会・受賞セレモニーの様子を
音楽コンクール実行委員会 上田様にレポートしていただきました。
関係者だからこそ感じる、臨場感溢れる雰囲気を是非お楽しみください。
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本格的ピアノコンクール、足立区にて始動! その2
前回は、ギャラクシティ音楽コンクール、略してギャラコンのご紹介と、12月1日(日)に行われた入賞者記念演奏会の模様についてお伝えしました。
今回は、演奏会のラストを締めくくった、ピアニストの赤松林太郎先生の演奏からお伝えしたいと思います。
ギャラコンには、最強のピアノがある。つまり、西新井文化ホールには、フルコンサートグランドピアノが備えてあるのです!一流のピアニストのテクニックと要求に応えうる最高峰のピアノ。筆者も演奏会で目にしましたが、グランドピアノにしても、サイズがデカい・・・(笑)。
さて、赤松先生による、ショパンピアノ協奏曲第1番ホ短調。序奏の間、心を寄り添わせるように、オーケストラの方に身を向けている赤松先生。鍵盤に手が置かれた瞬間、決然と、ピアノが楽曲をリードしていきます。激しさも束の間、ロマンティックな旋律へと変化してからは、もう。第3楽章までずっと、ため息が漏れるほどの美しさです。ピアノのソロ部分も多いこの曲、会場は水を打ったように静まりかえり、ぽろぽろと繊細に響くピアノに聞き惚れていました。
後に、受賞セレモニーにて、第2回ギャラクシティ音楽コンクール審査員長の國谷尊之先生が、赤松先生のショパンの第2楽章について、お話の中で触れられました。なぜ、繊細なピアノ旋律が客席にいる私たちの耳に響いてくるのか。プロの演奏者の人たちは、「そば鳴り」ではいけない、ということを意識されているそうです。つまり、ピアノの側にいる人にはよく聞こえる、というのではなく、ホール全体に小さくて繊細な音を届けなければならない。そのお話を聞いて、筆者も、おそらく会場のみなさんも納得、というよりさらに感心してしまったのでした。
最後に、受賞セレモニーの様子もお伝えします。昨年の第1回から引き続き、足立区教育委員会の定野司教育長が、演奏会の最初から最後まで聞いてくださいました。実は定野教育長、過去にはギャラクシティや西新井文化ホールの創設にも関わっていらっしゃいます。そんな愛着あるホールで、子どもたちがびっくりするほど巧みなピアノ演奏をしている今。お話を聞いていて、その感慨が伝わってきました。
受賞セレモニーの司会を務めたのは、足立区の人気者、堀江慶子アナウンサー!!
来年度、第3回のギャラクシティ音楽コンクールが開催されます。夏に予選・本選があり、その入賞者が来年の12月6日(日)、再び西新井文化ホールで演奏します。