イベントレポート
2021年02月18日

《初春》西新井寄席 イベントレポートを公開!

2021年1月5日(火)、新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じた形で「《初春》西新井寄席」は開催となりました。

緊急事態宣言が発出されるのではないかとの報道がされるなか、スタッフ・演者すべてが「お客様に笑顔になってもらいたい」「楽しんでもらいたい」という気持ちが伝わってくる公演でした。

開口一番は春風亭かけ橋さんで「間抜け泥」。初々しい話しっぷりで今後大きく飛躍が期待される噺家さんです。

続いて登場したのは落語芸術協会会長・春風亭昇太師匠。忙しいさなか西新井に駆けつけてくださいました。演目は古典「時そば」。テレビでお見掛けする姿とはまた違う落語家としての実力を存分に見せつけてくれました。大いに笑い、感動しました。

1_春風亭昇太師匠.jpg

ここで仲入りをはさんで、浪曲の玉川太福さんと曲師の玉川みね子師匠の登場です。
なんと曲師のみね子師匠のデビュー地は西新井!凱旋公演となりました。
演目は「銭湯激戦区」。若手実力派浪曲師・演芸会のワンダーボーイとして活躍中の太福さんと、西新井凱旋に燃えるみね子師匠の三味線がホールに響き渡る!まるでミュージカルのような空間でした。

2_玉川みね子師匠、太福さん.jpg

そしてトリを務めたのが足立区出身、在住の林家たけ平師匠。演目は浪曲からの流れも汲んだ「幾代餅」。
人情噺にグッと引き込まれながらも、足立区の地名が随所に挟み込まれ、会場は大爆笑!さすがはホームタウンでの落語、お客様の心をきっちり掴んでおられました。人気の秘密の一端を見た気がしました。

3_林家たけ平師匠.jpg

世間が暗い雰囲気の中で開催となった「《初春》西新井寄席」ですが、終わってみればお客様は皆さま笑顔で会場を後にされていましたし、「楽しかった」「また来年!」とのお言葉をいただく事も出来ました。
世の中が正常化することがまずは一番ですが、閉塞感に耐える事ばかりではなく、きちんと対策をされたなか、今回のような公演で気持ちをリフレッシュすることも大事なことだと感じました。

4_演目表.jpg

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