第1回「学習投影公開試写会」開催！
■「学習投影公開試写会」の開催
2021年7月21日水曜日、足立区の夏休み初日にギャラクシティまるちたいけんドームでは、「学習投影公開試写会」を開催しました。
日ごろ小学校4年生向けに投影している学習投影番組を公開するもので、事前申込制の企画。7月3日から受付開始と募集期間は短かったのですが、次々と申し込みの電話が入り、早々に50名の定員に達しました。
■ギャラクシティでの学習投影
ギャラクシティでは、足立区内をはじめ近隣の小中学校の学習投影を行ってきました。
2019年度には、小学校84校、中学校1校（うち区内は76校、区外は9校）の学習投影を行いました。ところが、新型コロナウイルス感染症の蔓延のため、多くの学校が校外学習を見合わせることとなり、2020年度のギャラクシティでの学習投影は、足立区内の小学校17校のみ（区外は0校）となってしまいました。
多くのこどもたちが学習投影の機会を失ってしまっている現状を踏まえ、投影を公開することで少しでも学習を補おうとこの度の「学習投影公開試写会」を企画したのでした。
■緊急事態宣言の最中の開催
東京は、2021年7月12日から8月22日の期間「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言」が出されていました。しかし、6月以降、まるちたいけんドームは休止にはなっていませんでした。そのため、「学習投影公開試写会」は緊急事態宣言発出中に開催することとなりました。
当時、ドーム内は、間隔をあけて80名まで入場可能な座席配置なっていましたが、より 見やすい席で学習して頂けるようにと考え、50名に限定しました。また、場内の換気消毒はもちろん、来場者には入館時の検温や入場時の手指アルコール消毒など行って頂き、ドーム内でのマスクの着用を呼び掛けるなど、感染対策を徹底しました。
■投影開始！
当日の参加者は、大人25名、こども25名の計50名。約半数が足立区内の方で、他は江戸川区、江東区、台東区、文京区、荒川区、八潮市、吉川市、越谷市、草加市などからお越しいただきました。
投影は、9時45分から10時35分までの50分間。小学校4年生の学習内容と全く同じです。
ドーム内の諸注意のあと小学校3年生で学んだ「方位磁針の使い方」「方位」「太陽の動き」などを復習します。
方位の「『南』を向いたとき、左が『東』になる」などは、大人でも時々勘違いされている方がいらっしゃいます。最初にしっかり確認しました。
これを踏まえ、4年生の学習である「月の観察」「星の観察」へと進みます。太陽が朝東から上って、昼に南の空高くを通り、夕方西へ沈むのと同じように月や星も東から西へと動きます。子どもの付きそいで来場された保護者の方も童心に帰って、投影をお楽しみいただきました。
投影の最後には「今夜の星空」をご紹介しました。7月21日夜8時の空には、大きな月が夜空を照らし、東の空には、今学習した「夏の大三角」が輝いています。
時と共に星空が巡りゆく様子を見ていると、空には次々と星座の絵が現れます。夜空を埋め尽くす星座絵の中にひときわ明るい木星と土星。真夜中の空には、太陽系の巨大惑星が並んでいるのですね。
翌日の夜明けを迎えて投影終了！最後にもう一度、月の満ち欠けの日付をご紹介しました。
■アンケートより
ご来場のみなさまには、アンケートにお答えいただきました。「学校での学習投影が行われなかったから今回の投影を見に来た」という小学校4年生、5年生も多数居られました。
他にも様々なご意見・ご感想を頂戴しました。少しご紹介しましょう。
「去年は、学習投影を見られなかったけど、今日見られて良かった。」（区内・5年生）
「今夜、星空をみてみようかなと思った。星の温度のことも知れて良かった。」（区内・5年生）
「太陽の動きなどが分かりやすかった。とても楽しい50分間でした。」（区外・6年生）
「大人にもわかりやすく良かったです。これからも学習投影を公開してください。」（区内・大人）
「月の動きは、初めて理解できました。」（区内・大人）
「月の観察について知らなかった事がたくさんあり、おもしろかった。」(区外・大人)
■8月30日にも開催決定！
大好評のうちに終了した「学習投影公開試写会」。早速、第2回目の投影が決まりました。
2021年8月30日（月）9時45分から10時35分です。次回も定員50名、入場無料。申込受付開始は、7月24日から先着順です。（定員に達し次第申込受付を終了します。）
今回見られなかった方、今回見てまた見たい方、ご来場をお待ちしております。
■学習投影公開試写会 2021年8月30日（月）
https://www.galaxcity.jp/future-creation-hall/multi-experience-dome/20210830-003622.html
