大ひょうげん2021 歌舞伎 開催
2021年7月26日(月)~31日(土)「大ひょうげん2021歌舞伎」が西新井文化ホールにて開催されました。子どもたちは5日間のワークショップを経験したあと文化ホールの大舞台でその成果を発表します。講座参加者は21名。講座初日は緊張感あふれる空気で不安気な様子でしたが、講座を重ねるにつれ、徐々にその緊張感は変化していきました。
「あれ、扇子が開けない、大丈夫かなぁ」
「ちゃんと台本を覚えられるかなぁ」
あっという間に迎えた本番前日、初日と同様で、緊張感があふれる空気が漂っていますが、その様子は全く不安気でありません。子どもたちはとても凛々しい面持ちです。「舞台の上で楽しく演技したい。」
そして迎えた本番当日、入場者数は247名。1階席前方がほぼ埋まっています。実は、保護者の方も発表会で初めて子どもたちの演技を見ることになります。これも大ひょうげんの特長です。
舞台裏はとても張りつめた緊張感が漂っていますが、果たして、子どもたちは学んだ通りの演技が出来るのでしょうか?いざ、開演。
特別講師市川九團次さんの「雨の五郎」が先陣を切りました。隈取などの化粧無に身一つで表現する洗練された素踊りは、実は歌舞伎の中でもとても難易度が高いのです。現役歌舞伎俳優の踊りは、やはり、素晴らしい。
会場は、ほどよい緊張感が漂っています。そんな中、ギャラクシティ館長の村田と市川九團次さんのトークセッションが始まりました。お2人のトークにはどこか、やさしさが感じられ、舞台と客席がほっとしていきます。
さあ出番だ!いよいよ子どもたちの演技が始まります。
みんな講座中に見せたことのない生き生きとした表情で演技をしています。
口上(自己紹介)
※講師が子どもたちに聞き取りを行い、自己紹介の台本を作成しました。台本は七五調に直しています。
子どもたちは台本を暗記して発表しています。
立ち廻り
舞踊
素晴らしい!!みんな、たった5日間でこんなに上達するとは!!
子どもたちの演技の完成度にびっくり! 実は子どもたちより緊張していた3人の先生方(台詞:大谷 廣松、舞踊:市川 右若、立ち回り:市川 新八)の目にはうっすらと光るものが。
会場は大きな拍手につつまれ、大ひょうげん2021歌舞伎は無事、終演しました。
「みんなと舞台にでて楽しかったです。またやりたいです。」「楽しかった。おもしろかった。またやりたい。」
一仕事終えた子どもたちは笑顔でいっぱいです。
お客さまからのアンケートにも、高い評価を多数いただきました。「大ひょうげん」は学ぶ子どもたちの姿だけでなく、教える先生方の姿にも感動してしまう特別なイベントなんです。「大ひょうげん2021 歌舞伎」の様子は後日、動画で公開します。
なお、「大ひょうげん2021」は、9月から歌舞伎をはじめ様々な日本伝統文化を体験できるパワーアップした「大ひょうげん2021」が開催されています。
気になる方はこちらへ「大ひょうげん2021」9月以降の演目発表!さぁみんなでやってみよう!|お知らせ|ギャラクシティ (galaxcity.jp)